感覚

すごく有意義な一週間でした。
自分に正直に演奏する事の大切さをすごく強く実感しました。

今週は名古屋です。とても自由な人達ととても自由にやります!めちゃくちゃたのしみです。

来週からはNIPPON SOULというバンドに加わってツアーがありますがその前に少し、ジャズの歴史について、というか歴史そのものについての僕なりの考えを書きたいと思います。

歴史というのは何事に於いても現在と将来をよりよいものにしていくのに役立つと言う点でのみ大切だと思います。
過去にこういうことがあったとかこういうスタイルがあったと言う事実を知ることは単に知識を得るだけのことであって、それをただ知っているだけでは何もなりません。中学生や高校生にとっては知っている事は違う目的のためにとても大切かもしれませんが。
歴史を学ぶならその知識を得た上で自分がどうするか、自分に何が出来るか、現在の表現としてどう活かせるか、そういうことを考えなければならないと思います。反対に、そういう事を考えていくと必然的に歴史を見つめなおさなければならなくなるのかもしれません。

僕は歴史を否定している訳ではないし、もちろん新しいものを否定する人を肯定している訳でもありません。ただ僕は過去の音楽を再現する事には全く興味はないし、過去の誰かみたいに演奏する事にも全く興味はありません。もちろん現在の誰かみたいに演奏する事にも興味はありません。

自分の感覚を信じています。
それが本質だと思います。

12月になりました。

日本に帰国してから三ヶ月が経ちました。
まだ三ヶ月かという気持ちと、もう三ヶ月かという気持ちが半々
というのが正直なところです。
この先何年経ってもこんな風に感じるのは変わらないのかもしれませんが。

渡米中、一時帰国の時期は主に5月から9月頃、もしくは12月頃から1月頃までだったので10月と11月を日本で過ごすのは本当に久しぶりでした。
気候のせいか、僕の記憶している六年前のそれとは若干違っていましたが、それでもクリスマスや年末に向かっていくこの雰囲気を家族や友人と共有できるのは嬉しくもあり懐かしいです。

今年の締めくくり、12月は忙しい月になりそうです。

ここからは告知になります———————-

12月中旬はスウェーデンから一時帰国の市尾くん(ギター)を迎えての演奏です。

13日は新栄のDOXYTrio +という市尾くん、サックスの山本昌広さん、僕というバンドを中心に、名古屋のすばらしいピアニスト渡辺ショータくんと、NYから一時帰国の盟友、山田吉輝くんをベースに迎えて演奏します。

14日は藤が丘のWest Darts Clubで名古屋のすばらしいミュージシャン、水野啓さん(ギター)と谷向柚美さん(ボイス)、それから市尾くん、僕という実験的な組み合わせで演奏します。曲を演奏するというよりは即興主体の演奏になると思います。

そして16日は平針のSunnysideで、とてもすばらしいギターの野津昌太郎くんを関西から迎えて、市尾くんとのツインギターに歌の谷向さん、ベースの山田くんと僕の五人でお送りします。一応僕のしきりということになってます。ジャズのスタンダードやロック/ポップに近いようなの曲を僕たちなりの解釈で演奏しようと思っています。このプロジェクトはThe Sound of Secret Mindsという名前がついています。

その他にも盛りだくさんですので、ウェブサイト一度チェックしてみてください!
http://www.ryonoritake.com/ryonori/events.html

年末のお忙しい時期かもしれませんが、ぜひ聴きにいらして下さい。

そろそろ

スノースマイルとかFriends IIとか聴きたい季節になってきました。
早く雪降らないかな。Friends IIは雪が降ったら聴くことにしてるから。

六年以上使ってるPowerBook G4の調子がいよいよ変。
といっても音が出ない事が多いくらい。
パソコンで最近あまり音楽聴かないから別にそれでもいいんだけれども。
このG4は本当に長い間がんばってくれてる。

それからMobileMeがiCloudに完全に移行しちゃう前に買い替えなくちゃとも思ってるけど、マイナーチェンジしただけの今のMacBook Proには替えたくないなぁ。

マリヴロンと少女

最近湯船に浸かりながらの読書が至福の時です。今は宮沢賢治を読んでいます。

新編 銀河鉄道の夜という作品集です。まだ銀河鉄道の夜までは、いってませんが。
生き物に限らずすべてのものにこころがあるっていうことや、人と動物が話せたりするといった、子供の時に信じてた事をまた暖かい気持ちで思い出させてくれる作品があったり、今自分が探しているようなことがサラッと書かれてあったりで、とてもいいです。