初心

父から進められて能楽師の体の使い方の本を読んでいます。

体の使い方だけではなくていろいろはっとすることが書いてあります。

和して同せず

という言葉が書いてあって、ほんとにそれは大切だよなぁと思いました。
音楽はもちろん、日常生活や社会においても。

その本の中の別の部分で、以前Hal Crook大先生から進められて読んだ本、Zen in The Art of Archeryの一部が引用されていてなんか嬉しくなりました。

今日は山田生”5 years later”で下北沢Colored Jamで演奏します。
明後日にはそのまま東京でこのグループで録音します。

山田生(gt)グループ w/八巻綾一(sax), 山田吉輝(b) & 則武諒(ds)
2/01 @ Colored Jam (東京, 下北沢) 7:30PM

2012

新年あけましておめでとうございます。
みなさまにとって2012年が素晴らしい一年になりますように。

いろんなことやいろんなひとががおもいでになっていく
てがとどかなくなっていく

でもそれと同時に今まで届かなかったところに手が届きそうになったり
今まで知らなかったことや知らなかったひとと出会ったり

そんなかんじ

年末のツアーを終えて感じたのは
もっとタイムを演奏することに命かけなきゃってことです。
ってことです。

感覚

すごく有意義な一週間でした。
自分に正直に演奏する事の大切さをすごく強く実感しました。

今週は名古屋です。とても自由な人達ととても自由にやります!めちゃくちゃたのしみです。

来週からはNIPPON SOULというバンドに加わってツアーがありますがその前に少し、ジャズの歴史について、というか歴史そのものについての僕なりの考えを書きたいと思います。

歴史というのは何事に於いても現在と将来をよりよいものにしていくのに役立つと言う点でのみ大切だと思います。
過去にこういうことがあったとかこういうスタイルがあったと言う事実を知ることは単に知識を得るだけのことであって、それをただ知っているだけでは何もなりません。中学生や高校生にとっては知っている事は違う目的のためにとても大切かもしれませんが。
歴史を学ぶならその知識を得た上で自分がどうするか、自分に何が出来るか、現在の表現としてどう活かせるか、そういうことを考えなければならないと思います。反対に、そういう事を考えていくと必然的に歴史を見つめなおさなければならなくなるのかもしれません。

僕は歴史を否定している訳ではないし、もちろん新しいものを否定する人を肯定している訳でもありません。ただ僕は過去の音楽を再現する事には全く興味はないし、過去の誰かみたいに演奏する事にも全く興味はありません。もちろん現在の誰かみたいに演奏する事にも興味はありません。

自分の感覚を信じています。
それが本質だと思います。

バレーボール

終演後なぜかスポーツの話になり、中学の時の部活の顧問の先生が「練習でできないことを本番でできるはずがない」と言っていたことをふと思いだした。

当たり前のことだけどまさにそうだと思う。

練習して来たことを本番でやるわけじゃないけど。