三年目。

気づけばこっちに来てもう二年とちょっとの歳月が過ぎました。

時間が経つのはとっても早いですね。
二年前の自分と比べて間違いなくよくなっているけれど、いい感じじゃんと思っていると、「まだまだだめだ~」と思わされるようなことが起こっておもいっきし凹まされます。

今はちょうどそんな時です。

自分の中の一部はちゃんとその現実を受け止めて、これからがんばればいいじゃんって思えるけど、そうじゃないところで超ネガティブになってしまう自分もいて、どうしたものかといった感じです。

まだまだ精神的にも成長が必要という事ですね。

とりあえず卒業まであと一年。正念場です。

昔の自分。

昨日の日記にコメントしてくれたかいちゃんに影響され昔やってたハードロックバンドの音源を久しぶりに聴いた。

何度聴いても自分の下手さ加減に「ん~~~~~」てなる。

今ならもう少しマシな演奏できるな。

でもあのころは全然何も知らなくて、自分の知ってる世界が全てだと思ってたし、ある意味自分は無敵だと思ってたなぁ。今思うと。

あの根拠のない自信はどこからきてたんだろう。。。???

高3の夏。あのレコーディングはいろいろあって楽しかった。
録音した日はもちろん、編集の作業にもいろいろ参加したし、ジャケットのデザインとか、曲順とか、みんなでファミレスに集まって考えた。

最終段階のmixを作った日とか学校&塾の後制服のままでエンジニアの人が作業してるスタジオまで行って徹夜で完成させた。朝がた家に帰ってそのまま学校行ったなぁ。

なんてことを昔の音源聴きながら思い出してました。

5年後に今の自分の録音聴いたらまたこんなようなこと思うんだろうなぁ。

ドラムス&シンバルズ

日本にいる時にお世話になった僕の尊敬する先生はライブのメンバー紹介でドラマーの紹介をする時「ドラマー、○○」ではなく必ず「ドラムス&シンバルズ、○○」と言います。

そんなことをふまえて、この話です。

– ちょっとまえにJim Blackというドラマーを見ました。ライブで。
実際に生で見てすごく感銘を受けました。それってありなんだ!と思う事ばっかでまた自分の中の価値観みたいなのをグワ~って広げられた感じ。
シンバルの音がとても特徴的でけっこう裏にテープはったりしてミュートしてる感じだったんだけど、ドラムとシンバルとすごくうまい事使い分けて演奏してる感じで。
どちらかに頼りすぎる事なくシンバルもドラムもすごく音楽的に、芸術的に使ってた。僕の最近の課題はいかにシンバルに頼らないか、という事なのでそういう点からもすごくためになった。

– ドラムセットはドラムとシンバルから構成されてるから、使い方のバリエーションとしては単純に大きく分けて

1.ドラムだけ
2.シンバルだけ  
3.両方

がある。

僕は3が多いから1と2とうまく使いこなせればもっとカラーを出せるなと思う。

ドラムもシンバルもまとめて「ドラムセット」っていう楽器になってしまっているような気がするけど、きちんとドラムとシンバルと違う楽器として使い分けれるようになりたいなあと思った。もちろん組み合わせてひとつのものを作っていく事も出来なければいけないんだけれども。

何が言いたかったかというと、いつかメンバー紹介で「ドラムス&シンバルズ、則武諒」といわれても恥ずかしくないようなドラマー+シンバリストになりたいな、ということです。

別れ。

ボストンに来てから一番長く一緒に時間を過ごした大切な人が今朝僕のもとを去った。

明日国に帰る。今日は教会へ行った後、友人と過ごすという。

明日の飛行機、見送りには来ないでほしいと言った。

だからきっと行かない。

ボストンに戻ってきてもすぐに別の所へいってしまうらしい。

僕らはきっともうお互いの人生の中で二度と会う事はないのかもしれない。

僕はこの約二年間で彼女に何をしてあげられたんだろう。

彼女は誰よりもわがままで、誰よりも優しくて、誰よりも人を愛する事の大切さを知っていた。

彼女と会ってなければできなかった経験がすごくたくさんあった。

彼女と会っていなければ知らなかった感情がすごくたくさんあった。

いつ離ればなれになっても後悔する事がないように毎日過ごしてきたつもりだったけど、

今になって思うと、もっとこうしてあげればよかったと思う事がたくさんある。

きっと僕はいつまでたっても後悔のない生き方なんて出来ないんだと思う。

それでも後悔を減らしていけるように毎日がんばるんだけど。

いろいろあって僕がボストンに戻ってきてから前のような関係ではいられなかったけど、

それでも彼女は僕にとってすごく大切な人で、きっとこれからもそうなんだと思う。

感謝。

僕はいまとっても素晴らしい環境ですごい人に囲まれて音楽できてるんだなぁと昨日あらためて実感した。

音楽に対してすごくモチベーションが上がった。
きっとこのくらいで、っていうか今以上のモチベーションでいつもいないとだめなんだろうな。

ドラムを叩いて音楽を作っていくってこんなに奥が深い事なんだと思った。
ぜんぜん自分は音楽に対する考えや意識が足りてないな。

まだまだだ。。

当たり障りのないドラム。。。僕が欲しいのはそんなんじゃなくて誰かに嫌われてもいいから誰かから愛されて熱望されるようなドラム!!

でもやっぱりそこに踏み出す一歩ってすごく勇気がいる。
がんばろ。