ありがたいことに11月がとても忙しく過ぎ、あっという間に年の瀬の12月です。
9月末に引越しをして以前より格段に練習がしやすい環境になったので集中して音楽に向き合えている気がします。
いつも思っていることだけど、大好きなディジョネットもこのように言ってたようなので心強いです。まぁ若くなくてもテクニック至上主義に陥る人はたくさんいると思うけど。
原文はこちら。
いつも聞いているモチアンのポッドキャストでも勇気づけられるし、ありがたいことです。
自分の感じることを自分のやり方で。
Welcome to the website of drummer Ryo Noritake
人は、他人や、日常で起きていることの本当の姿をどれだけ見ることができているのだろうかと考えた。いま見ている他人や出来事は本当に無色透明なレンズを通して見ているのかという感じ。
どうしても先入観や今までに出会った人、出来事なんかの傾向から、今、目の前にいるよく知らない人や出来事をまずタイプに分けてそしてなんとなく分類してしまっているような(されてしまっているような)気がする時がある。
たとえば目の前にすっごく若くて見た目も言動もすごく軽い人がいたらその人がいかに深い考えを持ってたくさん辛い経験をしてきてさらに広い見聞を持っていたとしても、おそらくこの人は軽い人なんだという前提で接してしまう。
逆にそれなりに歳を重ねていて見た目がすごく信頼できそうな一流企業に勤めている人がいたら中身がどれだけ悪人でも、信頼できそうな人という前提で接してしまう。
まぁ、それはきっと誰でも多かれ少なかれそうなんだけども、なんかそういう既成概念とか思い込みなしにだれともまずはフラットに接して、コミュニケーションを通してのみその人を理解していく(思い込みで理解しているような気になることなしに)ということがいつも誰とでもできたらいいな。
野生の動物は思い込みで物事や人を判断しないんだろうなぁとなんとなくそう思います。
見ているもの、聴いているもの、感じていること、考えていること
そういうものが音になってあらわれる。
だから普段の生活が大事。まじめなこともくだらないことも。
いざ演奏するときにどれだけ取り繕っても誤魔化しようがない。
金沢のジャズストリートのコンペで柳原由佳ちゃんのトリオで準グランプリをいただきました。嬉しいです!
コンペ以外にもこのトリオで演奏が何度かあり、それとはまた別にいろいろな会場でいくつかのグループの演奏を聴く機会もありました。あまり人の演奏を聴く機会がなかった今日この頃でしたが、しっかり耳を使って音楽することを忘れてはといけないなと思いました。
「盛り上がればいい」みたいな音楽は、音楽への侮辱でしかない思った金沢の二日間でした。
丁寧に、丁寧に。自分の音を信じて奏でるのみ。
左から見るとまんなかは右で
右から見るとまんなかは左。