今夜は同じ学校のプログラムの五人でカリキュラムについて話し合った。
やはりみんなも僕と同じ不満を抱えていたよう。
なかでも二人が先陣を切って教授陣と話を進めてくれている。
やはりここはパフォーマンス科という名の研究科です。
このセメスターすぐには変わらないだろうけど、来年は変わるように僕達も積極的に働きかけて行かないと。
もし何も変わらないようならここに残る事の意味は本当に”修士号を取る”という事だけになってしまう。
しかも練習もできずにアカデミックな音楽に関係ないような知識まで蓄えて。
そうまでしてここに本当に留まりたいか、僕は考えてしまう。